ひぐらしのなく頃に

□罰ゲーム
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「とゆー訳で!罰ゲームは圭ちゃんに決定ぃ!」


「「「「「いぇ〜!!」」」」」


「そして今日の勝者は……悟史っ!」







罰ゲーム






圭一が部活で負けるのは、単純に弱いからってだけじゃないと思う。

多分、皆、圭一が恥辱に顔を染めるのを見たいんだ。
その証拠に、罰ゲームが過激になるにしたがって皆は必死で圭一を潰しにかかってるから。



ま、僕もその一人だったりするんだけど…




「は、はぅ〜☆圭一くんかぁいいよぉ!お、おもおもおも」


「レナ、ちょっ!俺は男だっつの!」


「いや〜コレは悟史一人には勿体ないねぇ…おじさん興奮しちゃうよ?」




と、部活メンバーが口々に賛辞をのべる、本日の罰ゲーム衣装はお馴染みのメイド服。

そして罰ゲームの内容は、

『最下位が勝者に30分間ご奉仕(メイド服着用)』



というもので、圭一はメイド服を着て皆の目に晒される事になったのだった。


むぅ……絶対領域が眩しい…




「あぅあぅ!僕ももうちょっとで勝てたのに…今日の悟史の強さは以上だったのです!」


「むぅ…僕は普通にやってたつもりなんだけど…」




嘘だ。
本当は凄く裏工作をして勝った。


圭一を、他の人に独り占めされるのは…何か嫌だったから。




「んじゃ、おじさん達は外に出てるね」


「にーにー、お楽しみなさいませ〜!」


「圭一に変な事したら、分かってますよね悟史…?にぱ〜☆」



口々に応援(または脅し)を言って皆が出ていき、教室には僕と圭一だけになる。
部活メンバーがいなくなると、なんだか急に教室が広く見えた。


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