TENNIS

□レイニーディに遭遇
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「絶対行かない」
服を、掴む。
「…」

そうして君を困らせる。

〜レイニーディに遭遇〜

今日はめずらしく遊園地なんかに来ている。
デートだ。
相手はもちろん俺が愛して止まない日吉。
……なんだけど、

「アイツらが居たらデートじゃないし」

チラッと後ろに目をやる。

日吉との待ち合わせ場所から(変装までして)ずっとついてきてる。
あそこまで挙動不審だったら訴えて勝てる。
寧ろ捕まらないのが不思議だ。

そしてできれば今すぐ立ち去って欲しい。
本当もう心の底から。

「でも…」
「でも、何?日吉は俺と二人きりは嫌なんだ」
「違っ」
ぷーと頬を膨らませ拗ねた様に言ってやれば、日吉は俺の手を掴んだ。

「……違……わなくもなくもない、です」
「どっち」
思わず顔がにやけてしまう。

あぁ、この可愛い恋人はどこまで分かっているのか。

「ねーどっち?」
「……っ///」
今度はこっちが日吉の手を掴み顔を近づける。

そして、そっとその唇に近づく。











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