お題
□いつか貴方が拳銃を握る時には
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「あー!ツナの隣は私専用だって言ってるでしょ!」
「何言ってんだ!十代目の隣は右腕である俺の場所だ!」
「ふ、二人とも、やめなよ」
「ハハハ、仲いいのな」
「「誰がこんな奴と!!」」
(息ピッタリだよ、二人とも)
毎日毎日、みんなとくだらない事で笑って、時には言い合いをして…。
でも私皆に秘密にしてる事があるの。
それはー…。
「あ、じゃあまたねー!」
「うん、また明日ね」
「フン、さっさと帰れ」
「またなー!」
「またねー!!」
皆が見えなくなるまで手を振り、完全に見えなくなったら…笑顔という名の仮面を取って、私はマフィアの顔になる。
「…ー以上が今日のボンゴレの報告です」
『そうか、では引き続き頼むぞ』
「…はい」
報告が終わったら今日の仕事は終了。
また明日からー…。
「ごめんね、ツナ」
なんて、本当は罪悪感なんてね、感じてないの。
……お仕事だから、ね。
酷い女だよね。
でも、でもね、こんな私でもたった一つだけ願いがあるの。
それはねー…。
いつか貴方が拳銃を握る時には
(真っ先に私を撃ち殺して)