裏ノベル

□空と頬、同じ色
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―「ではありがたく頂いてゆきます。私はこの辺で・・・」


ルキアが、ネムに貰った茶葉の袋を持ち、十二番隊の門をくぐって帰る。


「・・・その茶葉は、少々刺激的ですよ」



ルキアはこのとき、刺激的というのは味のことだろうと思っていた。


「はい。兄様に差し上げたら喜ばれると思うので・・・」


「よい結果を期待していますよ」


笑って別れる。

ルキアは明るい笑顔、ネムは・・・黒い笑顔で。



コンコン

「―・・・入れ」


「失礼致します。あの、涅副隊長から茶葉を頂いたのですが、宜しければ・・・」


「そうか・・・」


「今、お注ぎいたします!」

「・・・ああ・・・」


コトン

「・・・良い味だ」

「あ、有難う御座います」

「・・・何を緊張しておるのだ?」

「いえ!!そんなことありません!ただ・・・」

「ただ?」

「・・・少々刺激的ということなのでお口にあっているのかと・・・」

「良い味といっているだろう?」

「は、はい・・・」

「お前も飲んでみろ・・・」

「え・・・んん!?はっ・・・」


ルキアは突然口をふさがれ、呼吸が乱れる。


口を離したときには白哉も呼吸を乱していた。


「どうだ・・・?美味だろう・・・?」

「に・・・さ、ま・・・」


白哉は目を細め、するりとルキアの着物の間に手を忍ばせる。


「・・・先ほどからっ・・・体が熱い・・・」

ルキアもなぜか体が熱くなり、白哉の手を受け入れるように体を動かす。


「・・・っ・・・私でよければ・・・お相手致します・・・・・・」


「・・・済まぬ・・・」


その途端、白哉の両手が胸に行き着きルキアがビクンと跳ねる。


両胸が露になり先端が固くなって行くのが分かる。


白哉の愛撫は時に激しく時に優しく、蕩けてしまいそうなルキアだった。



「・・・ぁあ・・・んっ・・・そこは・・・ああ!」


相当感じているのかルキアは先程から跳ね続けている。


「淫乱に育ったものだな・・・ルキア・・・」

そういうと左手を離し、下に忍ばせる。


「はぁん・・・兄様ぁっ・・・」

もっとと言わんばかりに体を震わせるルキア。

それをみて余計に欲情してしまう白哉。


「とろとろだ・・・光っているぞ・・・」


「は・・・恥ずかしいですっ・・・」

白哉は脚を広げさせ、まじまじとそれを見つめる。

ルキアは見られることにさえ感じてしまう。


それもつかの間、白哉の舌は怪しげにルキアを舐めあげる。


ルキアの体はぞくぞくと熱くなり、蜜があふれ出す。



「んんん・・・!・・・あっあっあっあっ・・・ああんっ・・・・・・」


舌の動きに合わせたようなうめき声を出しながらルキアは絶頂を迎えようとしていた。


「次は私を楽しませてもらう番だ・・・」


そういうと、自分の着物をたくし上げ、下着を下ろし、自身を露にした。


「ルキア・・・良いか・・・?」

「・・・っはい・・・!」


白哉は力いっぱい突き上げ、腰を振った。

その度にふたりは声を零す。



「に・・・さま・・・も・・・限界です・・・」

「私もだ・・・」


「あああっ!!」

ふたりは同時に絶頂を迎えた。




少しの時間が過ぎる。


「兄様・・・兄様の頬、空と同じ色です・・・」


見ると、夕焼けで紅く染まっていた。


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