文
□ぜんはる旧拍手
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お花見
〜ぜんはる〜
「ぜんばさーん!…ぜんばさーん!?」
「〜♪〜♪」
さかのぼる事15分。
橘達と朝から場所取りしてて、やぁっといつものリンダメンバーが到着したとおもったら、俺は善波さんに連れられてこれから始まる花見から見事離脱。
今に至る。
「も〜ドコまで行くんスか?」
「着いたぞー」
「ぉわ!!」
今まで追い掛けてた善波さんの背中が急に俺の後ろに回って(つーか善波さんが引っ張って俺を前にしたんだけど)
目の前に広がったのは
花見客なんて何処にも見当たらないのに、やけにだだっ広い場所に堂々と立っているデカイ桜の木。
「スゲェ…」
「喜べハルマー、ココ連れて来たのはお前が2番目だ」
俺の頭をガシガシ撫でながら「1人目はハニィな♪」と笑う善波さんに俺は目をぱちくりさせて、考えるより先に抱き着いてた。
特別だって言ってもらえたみてぇでスゲー嬉しくて、俺も善波さんが特別だって伝えたくて、抱き着いた腕の力を強くした。
これでもかって位に枝をはって、花を満開に咲かせてる姿は……まるで善波さんが笑ってるみたいだと思った。
「善波さん大好きっス!」
「バッカそーゆーこと言うと襲うぞ」
「!!!」
善波さんが桜(ピンク)かぁ…と思ったけど、アレですよ、ハルマきゅんロマンチストモードですよ。