‡言霊‡(歌詞)
□幸福論−赤い部屋−
1ページ/1ページ
今、呼吸を荒げこの体を犯す最低な父親に贈り物をあげましょう。
そんなにイキたけりゃ、死ぬ程逝きなさい。所詮は汚れた身体。手を汚す事など…。
毎日が地獄だったわ。
悪い歯並び、不潔な愛撫、何もかも気持ち悪くて心から『死』を願ってた。
誰にも言えなくて、だけど耐える事も出来なくて、自殺未遂繰り返したけど。
『お前が死ぬべきだ。』そうよ、酷く苦しんで欲しい。
もう十分愉しんだでしょ!?
懺悔をしな!!
幼い頃から調教されてそれが当たり前だと思い込んでた。
奴隷みたいな仕打ちを受けても、いつしか何も感じなくなって。
15の春を迎えるまでに2回も堕胎を重ねるなんて…。
もう無理、もう嫌だ。死にたい、死にたい。お前のせいだよ…お前のせいだ…!!
似ている顔立ちが、そう、許せなかった。
だから、もう引き裂くの。全部! 全部!! 全部!!!
物心つく頃から。
思い出す度、虫唾が走る。殴られては犯されてた。
早く彼処を抉り取らなきゃ。
男性が怖かった。女である事が嫌だった。
この腕で終わらせるの、今。
振り降ろす刃が部屋中を深紅い血で染める。
『綺麗でしょ?』言ってあげるわ。
_______サヨナラ、パパ。