‡言霊‡(歌詞)

□GARNET-途切れた約束-
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無口な月と最後の夜。見切れた糸をそこにしまった。
泣き顔を隠す君の背に言えない言葉は多過ぎた。

『大丈夫。』いつだって僕に言ってくれた。
ただ『君が居る』それだけで強くなれたよ。
言えなかった『ありがとう。』その言葉、今、告げたくて。


もう二度と会えないあの笑顔とあの日の二人に。この胸が深く引き裂かれても。
後悔と痛みにもがきながら彷徨い続ける。
それでも、行くんだよ。例え明日がもう見えなくても。


振り向くと思い出が積もって、何度もこの胸を抉った。
途切れた約束だけがずっとあの日の二人と空廻る。

苦しくて、切なくて言葉に出来ない。
泣きじゃくる君の体を抱きしめたかった。
『冷たさは優しさだよ。』あの時、僕も泣いていから…。


重なった掌 思い返し、打てない終止符。
遠去かる影に手を伸ばしても、足跡を浚う波の様に交わりはしない。
終わりなんだ僕等、涙、枯れ果てても。


『またいつか会えるから…。』
多分 その時には、君の知らない僕になり、僕の知らない君に。
何故だろう?知ってたのに。今頃、僕は苦しくて…。


『それでも行かなくちゃ…』


何よりも君は誰よりも僕を大切にしてくれた。
もしもあの頃にまた戻れたなら二度と離したりしない。


最期にせめて贈るよ、砕けた愛の破片と繋げない想いを。
本当に愛していたよ。最後の恋と思った。
『隣に君が居る』それが当たり前だった。
ごめんね、苦しめたよね。
たくさん傷つけたけど、駆け抜けた季節は宝物に変わるから。
さよなら、愛しき日々よ。さよなら、愛しき君よ。
永遠を超えて響け、愛の唄よ。


あの日した約束を。
君だけにこの唄を…

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