‡言霊‡(歌詞)

□桜、散リ尽キ…
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夜に咲いた涙の花、 静かに頬を濡らしてく。
風に舞う花弁ひとつ…行き先は誰も知らない。

出会った事を悔やむより、涙を堪えて微笑む。
いつだって強がりばかり。本当は辛いはずなのに…



ただ信じたくて不安に怯えた。
傷つく度に絆を信じた。
「君の支えでいれる」それだけでよかったのに…どうして!?
『今 何処にいるの?ねえ、誰と居るの?
これで終わりで本当にいいの?』
『君の夢の隣にアタシは居ちゃダメなの?』
誰が教えてよ。
『どうしたら「出会い」に戻るの?』



今、桜 散り尽き、巡り行く歳月。
君去りしこの道振り返らずに。
重ね合った吐息。切なさを知り過ぎ、嗚呼、花弁の海…
鮮やかな景色、瞳 逸らさずに見つめ合った夜には戻れずに。
別れ旅立つ時、全ては懐かしき華の様に思えた。



泣き虫のくせに、弱虫のくせに、君に会う日はずっと笑ってた。
「君の笑顔 守りたい」…でも今日は無理なの。『ごめんね。』
引き留めたいのに声にならなくて、堪えきれずに涙溢れ出す。
繋いだ指を振り解く強さが辛くて。
誰か助けてよ。
『どうしてもこの胸が痛いの…』



今、初めて分かる。
こんなに君の事、愛してた自分に気が付きました。
喧嘩もしたけれど本当に好きだったから、一緒に居たの。
素直じゃないし、可愛く出来なくて…
それでも伝えたい。『幸せでした。』
バカみたいね、アタシ。
泣きたくはないのに、あぁ、寂しいよ…



少しずつ、また少しずつ桜の花が舞い散る。
その度に、ねぇ一つずつ思い出になるの?

サヨナラは自分で決めたはずなのに…。



今、桜 散り尽き、巡り行く歳月。
君去りしこの道振り返らずに。
重ね合った吐息。切なさを知り過ぎ、嗚呼、花弁の海…
鮮やかな景色、瞳 逸らさずに見つめ合った夜には戻れずに。
別れ旅立つ時、全ては懐かしき華の様に…。

あの桜に刻んだ二つの名前が寂しげに寄り添う…

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