‡言霊‡(歌詞)

□Frontier 〜国境を越えて咲いた花〜
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始まりの鼓動。
感情を置き換えた言葉が産まれた世界を誰もが讃え、祈り、願う。

積み上げた痛みは傷となり国境を分けた。
疑いは、裏切り、過ちを育て上げる。
そう、神の身元に…。


何故に憎しみ合い血を流すの?
歴史は歪む歯車。
重なる悲劇の果てに、人々は何を求めているのか?
黒く澱む正義の中、無様に愛を叫んでる。
争いの渦に汚れた手と手で拭い合う涙。


利害に触れれば容易く人は糸を切った。
理解に添ぐわぬ存在は総て暗闇へ落とす。

手に入れた希望と同じ数の絶望には、誰一人未来を見い出せず瞳を背けた。
罪と罰を身籠り…


そして戦争へと進化を遂げ、主張が敵を産み出す。
覚めない悪夢の淵で人々は何故生き続けてるのか?
赤く濁る矛盾の中、平和が首を締め付ける。
均衡を崩す空と大地に凶弾の雨が…。


真実は闇で蠢く。
生き残る為に欺いてた行き詰まる時代。
…愛の唄は聞こえない…


己の限り尽くせ。
犠牲抱き世界は脆く崩れる。
無力に平伏す俺は今も何故生き続けてるのか?
這い蹲り、血反吐を吐き、逃れる様にもがいても終焉が迫る。
乾いた血が『死』を悟らせた、瞬間―――。


遠退く意識の中で母の声を聞いた。
『そこまですぐに行くよ。』
幼かったあの春の日、赤い花が咲き乱れた場所へ…

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