‡言霊‡(歌詞)

□道連れ
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紅蓮に咲いた奈落の華が『人ヲ呪ワバ己ニ帰ス』と
人の形に変わりて言えば、我は頷き闇を見据えていた…。

怨みを詠う奈落の蝉が我の傷みを縁で暴く。
菊を手向けて両手合わせば、今宵、道連れ 引き返せない仇…。


逆上…衝動…激情…憎悪…
容赦無く降り下ろす鉄槌、懺悔の声に耳など貸すな。
殺戮…怨恨…呪縛…崩壊…
狂喜乱舞、血の雨の洪水、魑魅魍魎の死 目を背けるな。

拭い切れぬ罪をお前と共に背負う。しがみ付いてやるわ、永久に…。

鬼サンコチラ手ノ鳴ル方ヘ、逃レラレナイ鳥籠ノ中。
泣キ叫ンデモ救イハ来ナイ。ドウゾ謡イマショウ…。


忌まわしき呪いの声が蜷局に絡み合う。
嗚呼、咲き乱れる 血の臭い宿す園…。
抜け出せない輪廻の渦に呑み込まれ、嗚呼、憎み合う。
地獄の道、赤色の河川…。

抱えきれぬ罰と血の池 湧く宿命に、寡黙なる終末を。永久に…。

己には無情な迄に蠢く蟲ケラの、嗚呼、無力さと重過ぎる絶望を。
憎しみに狂い満ちた醜き修羅と成り、嗚呼、喰らい合う。
流れ着いた煉獄の河川…。

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