WorksU
□two sets of…?
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そして、俺はルキアと一緒に駅の近くにあるショッピングモールへ向かった。
勿論、目的は耳あてを買うため。
ルキア好みの可愛い耳あてが置いてある店に入ると、ルキアはきょろきょろ周りを見渡しては目を輝かせていた。
そして、目的の耳あてがあるところを見付け近寄り、すぐさまそれに手を伸ばす。
ルキアは迷わずウサギの耳あてを手に取った。
「これだ!これがいいぞ、一護♪」
「やっぱウサギなんだな」
「だってかわいいではないか!これは、すごく愛らしいぞ…!」
「それにしたってな、高校生にもなってウサギの耳あてっつーのも」
ちょっとどうなんだろうと笑いを堪えていると、後ろから覚えのある霊圧と声。
「まぁ、確かに可愛すぎる気もするな」
ルキアと同時に振り替えるとそこには赤髪のアイツがいた。
「「恋次…!」」
「おまっ、なんでここにいるんだよ!?」
ちゃっかり義骸に入り、普通の人間にも見えるようになっていた恋次は、ルキアの持っていたウサギの耳あてを覗き込んでいた。
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