WorksU

□刻む時間とともに増えていく彼女とのこと
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それから、少しずつでも現世のことを教えた方がいいだろうと、喫茶店に連れて行った時のコイツの第一声はこうだったな。


「貴様は、ちょこぱふぇにするのだろう?」


そう、ルキアは俺の注文しようとしていたモノを的確に言い当てた。

しかし、疑問が1つ。


「何で俺がチョコ好きだって知ってんだよ?」



すると、悪怯れる素振りもなく、こんな答えが返ってきた。


「そんなの貴様の机の引き出しを見ればすぐわかる」



あ〜もうコイツは…!

しかし、ここで怒るとまた不毛な喧嘩に成りかねない。
でも、このままやられっぱなしは嫌で。
俺はちょっとだけルキアを驚かせてやろうと思ったんだ。


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