駄文置場
□嫉妬
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「ちょっ…待ってアレン君!」
いきなり手を引かれ、驚きながら抵抗するリナリー。
だが、アレンの力に敵うはずもなく部屋まで連れ去られた。
部屋に連れられると、バタンとドアを閉め、アレンはドアを背に立っていた。
逃げ場もなくなったリナリーは恐る恐る尋ねた。
「どうしたの…?いつものアレン君らしくないじゃない」
「さっき…僕との約束がありながらどうしてあんなことを…?」
顔が笑っていない。
本気で怒っていそうな剣幕のアレンだった。
「明日から任務だからその打ち合わせで……もしかしてアレン君妬いてる?」
説明しながら鈍感ながらも気付いたのか、直球で聞いて来た。
自分でもわかっていたアレンだが、いざリナリーにそう言われると恥ずかしくて堪らなかった。
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