駄文置場
□嫉妬
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朝になり、食堂へ向かったアレン。
そこには既に、ラビと楽しそうに話しながら笑っているリナリーがいた。
少しムッとしながらも、普段通りに接しようとする。
「おはようございます、リナリー」
「あっ、おはようアレン君」
「おーい、俺もいるさ…」
ついついラビを無視して話を進めてしまう。
おはようの意味を込めて頬に軽くキスをする。
「リナリー、後で僕の部屋に来てもらえます?」
「うん、行く♪」
それからは、時折ラビを無視しながら会話と食事を楽しんだ。
たまにラビに向けられるリナリーの笑顔を見るたび心が締め付けられるような思いになった。
荒んだ心を癒し、荒れた心を鎮めるその笑顔は僕だけのものだ。
そう思いながらアレンはムラムラとしていたのだった。
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