駄文置場
□頼って?
3ページ/6ページ
「どうして…どうして言ってくれなかったの?」
「別にたいしたことじゃありませんし…」
「そんな勝手なこと言わないでよ!…アレン君、やっぱり勝手だよ…」
「リナリー!?そんなつもりじゃ…」
「もういい!アレン君なんて…アレン君なんて!」
頑なにアレンの意見を聞き入れようとせず、ただ叫ぶリナリーに、アレンも少しムッときた。
ラビと神田はついていけず、話の流れに飲み込まれていた。
「そうですか、わかりました。勝手にさせてもらいます!」
「フンだ!アレン君なんて一人で怪我して、一人で悩んで、一人でご飯食べて、一人で寝て、一人でエッチすればいいのよっ!!」
後半は意味不明なことを叫びながら、リナリーは奥の車両へ走って行ってしまった。
アレンも、そんなリナリーの背中を寂しそうな眼差しで見つめていた。
ラビと神田は、相変わらず呆けていた。
.