駄文置場
□ドーピング
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そうとは知らないアレンたちは…
「はい、あーん♪」
「あーん♪」
いつも通りのラブラブっぷりだった。
食堂で彼らに近づくものはいなかった。
否、排除されていた。
そこへ、最新兵器を携えたコムイがやってきた。
「アレンくん、アレンくーん!コレ、飲んでみてっ!」
「何ですか…煩わしい」
「そうよ、邪魔するなら兄さんでも…」
ムードをぶち壊したコムイに対し、冷たい言葉を放つ。
一瞬くじけそうになるが何とか持ちこたえ、作戦を実行に移す。
「まぁ、騙されたと思ってこれ飲んでみて!」
「飲んだら帰りますか?」
「帰る、帰るからさ!ホラッ!」
仕方なしに液体を飲み干すアレン。
リナリーが不安そうに見守っているが、アレンは大丈夫です、と付け加えた。
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