駄文置場
□狼少年、アレン!
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「それじゃあ、よーいドン!」
コムイの掛け声で一斉に飲み始める。
数秒経つとあちこちでおかわりの声が聞こえてくる。
大人達ががやがや騒いでいる中、少年少女たちはゆっくり飲んでいた。
が。
「うぃ〜ひっく」
「アレン!?もう酔っ払ったんさ!?」
思いの外、酒に弱かったアレンが酔っ払ってしまった。
残ったお酒を一気に飲み干し、二杯目を飲み始めた。
「ちょっ、アレン!止めなさいっ!!」
「そうさ!止めとけって」
「うるしゃいれすね〜。これくらいよゆーれすよぉ」
もはや呂律が回らないほど酔って、誰の言葉にも耳を傾けようとしなかった。
「ほっとけ、すぐ終わる」
という神田の言葉を信じて一旦放っておくことにした。
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