駄文置場
□狼少年、アレン!
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しばらく経つと、大半の人がいなくなっていた。
やはりどうしても手放せない仕事があるらしい。
残ったのはコムイらを含む数名とアレン達だけだった。
「それじゃ、恒例行事に入りますか!」
「恒例…行事?」
「そ、所謂飲み比べだけどね」
コムイの目がキラリと光る。
既にテーブルには人数分のお酒が用意されている。
勿論、アレン達の分も。
「あ、ちなみに強制参加だから」
「げっ!マジですか!?」
アレンは助けを求めるように恐る恐るリナリーの方を向いた。
「リナリーも飲むんですか…?」
「一杯だけ飲んで止めるわ。こればっかりはどうしようもないのよ」
「俺も、じじいに怒られるから一杯だけにしとくさ」
ならば仕方ないと、アレンも一杯だけ飲むことにした。
だが、これが悲劇の始まりだった。
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