駄文置場
□よっきゅーふまん
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「と言う訳だから、明日には出発してもらうよ。長期的な任務になるだろうから、準備しといてね」
コムイに呼ばれたと思えば、遠方への任務。
これも珍しいことではない。
リナリーと離れさせる為に何回かに一度はこういう任務が回ってくる。
正直、任務に行くこと自体には何の問題もない。
リナリーとなかなか会えないのも覚悟の上だった。
だが、むしろ問題は別のことだった。
コムイからの補足説明の間、ずっと『それ』について考えていた。
「…って話聞いてるかい?」
「あっ、はい。大丈夫です」
「…それじゃ、また明日の朝に。よろしくね」
「わかりました」
正直何の話だったか覚えていないが、後でファインダーに聞けばいいだろう。
そう思いながらアレンは身支度をするため部屋に戻った。
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