sweet
□抱擁
2ページ/4ページ
スッポリと腕に収まる乱菊を満足そうに見つめる。
乱菊は172センチある。女としては大きい方だろう。勇音には負けるとして、昔の日番谷には出来ない芸当だ。
それが、射場を抜き、恋次を抜き、京楽をも抜く。狛村や更木は別格として、いつの間にか日番谷は護廷の死神の中でも長身に分類されるようになった。
今まで見下ろされ、忌々しく思っていたが、逆の立場の快感は言葉では言い表せない。
しかし、それ以上の喜びは、乱菊を自分の膝の上で可愛がる事が出来る事。
慣れないポジションに恥じらう彼女を半ば無理矢理押さえ込むのが、最近のお気に入りだ。