sweet

□マーブルチョコレート
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『…ジャラ』『…
静かな執務室に響く騒々しい音に日番谷は眉間の皺を深くする。

『…ジャラ』
『…
〈マアブルチョコレート〉と言う名の筒に沢山詰まった菓子を己の副官はいたく気に入った様子で、何度注意しようが先程からこの調子だ。振ったり蓋を開けて食べたりまた振ったり。松本の奇行に慣れているとは言え、眉間の皺も最早修復不可能な深さだ。日番谷の不機嫌で部屋の温度が下がろうが松本は気にも止めない。

『…ジャラ』
『…
「やかましい!さっさと仕事しやがれ!」
『ブチリ』
己のなかなか何かが切れる音がする。
「!!!あっ」
驚く松本の手から騒々しい物体を取り上げ、蓋を開けて窓の外へばらまいた。
『けーんちゃーん。お菓子降ってきたぁ』

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