物語-弐
□『 すきなとこ 』
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「剣心、少し休みましょう。お茶とお茶菓子どうぞ。」
「ありがとう。」
こうやって二人で縁側に座ってゆっくりする時間が好き。
誰にも邪魔されないで二人でゆっくりする時間。
ちらっと剣心を見ると、そんな私に気づいてまた微笑む。
どきって胸がくすぐったくなる。
「剣心。」
「なんでござる?」
「私はね…。」
私は今日一日考えていた、剣心のすきなとこを剣心に話した。
そしたら剣心は照れたように笑う。
「ありがとう。」
「ううん、それは別にいいのよ。聞きたいことがあるの。」
「なんでござる?」
「剣心は私のどんなとこがすき?」