物語-弐


□『 すきなとこ 』
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私の好きな人。

それはあそこで洗濯物を干してる、緋村剣心。


あんな見かけだけど、実際は二十八歳。

あんな見かけだけど、闘ってる時の表情は目を奪われる。



「……なんでござるか?」

「えっ?」

「さっきから見つめられていては恥ずかしいでござるよ。」


そう微笑む。



笑顔が優しい。

料理も上手。


刀を持たされば剣心に敵う人はいない。


「おろっ。」


干した洗濯物が顔に落ちたみたい。


「なにやってるのよー。」



こんな可愛い所もある。





剣心のすきなとこを言ったら、言い切れないくらい沢山ある。










 
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