物語-壱
□『 誓いの日 』
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「薫ちゃん。」
「あっ、おばあちゃん。どうしたの?」
「野菜が沢山とれたから持ってきたんじゃよ。」
「ありがとう。」
「それと良いものをな。」
「あら?なに?」
近所に住む、おばあちゃん。
お父さんが亡くなってから、何かと気にかけてくれる。
最近はずっと体調を崩していたから、本当に久しぶりに見た。
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