REBORN!

いつまでも君と一緒
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in応接室





「雲雀さぁ〜ん…」





俺は、かれこれ1時間程



雲雀さんに交渉している。





何をかというと――…





「絶っ…対に嫌だ。遊園地なんて群れの集まりじゃない。」





そう、遊園地デートである。




付き合い出して明日で一ヶ月。




今まで一度もデートしたことが無いのだ。




一ヶ月記念日くらい、デートしたい…。




幸い明日は土曜日だし。





でも





やっぱり雲雀さん、群れるの嫌いだし…




無理、なのかなぁ…。





「ぶぅぅ〜……。」





「…可愛くお願いしても駄目。」




(や、可愛くないしっ!!)





「うぅ〜、本当に行かないんですか?」





「行かないって言ってるでしょ。」





………。





仕方無い。





(こうなったら最終手段だ、)







「もうチケット2枚とっちゃったし…骸と行こっかなぁ。」





ぽつり、と俺が呟いた瞬間




いきなり雲雀さんに腕を掴まれた。





「綱吉、本気で言ってるの…?」





真っ直ぐに俺を見て問うてくる、少し焦ったような雲雀さんの顔。





(行く訳無いじゃんか、)





「だって、雲雀さん行かないんでしょ?」





「行く。」





(効果は絶大だった、)







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