REBORN!
□君なしの生活なんて
1ページ/1ページ
許さない
絶対、許さない!!
+++
一時間目、数学。
でも、そんなの全然頭に入って来ない。
綱吉は泣きたくなる顔を机に伏せた。
+++
昨日、雲雀さんと喧嘩した。
ばかばかばか
雲雀さんのばかやろう!
(何で自分から謝らないんだよ、)
いつもいつも、悪くなくても俺ばっかり謝って…。
今日は意地でも謝らないからなっ!!
昨日散々泣いた綱吉は、目を真っ赤にしながら雲雀のいる応接室を睨んだ。
+++
「はぁっ……」
応接室で机に向かって仕事をしていた雲雀は、いらいらしたように溜め息を吐いた。
綱吉のばか。
何で来ないの。
(いつもはすぐ謝ってくるくせに、)
―――無性に会いたい。
これでは仕事が進まないと判断した雲雀は、ばんっと机を叩いて立ち上がった。
(会いに行こう。)
+++
ガラッ
2年A組の教室の扉が開いた瞬間、クラスの空気が凍り付いた。
「ひ、雲雀君……」
唯一先生だけがその人物の名を無意識に発した。
クラス中の視線が自分に突き刺さっているのを感じながら、綱吉はゆっくりと顔を上げた。
「何か御用ですか。」
綱吉の怒りを露にした声が教室に響く。
そんなこと全く気にする風も無く、雲雀は綱吉の目の前まで歩いてきた。
綱吉が口を開こうとした瞬間
ちゅっ
一気に綱吉の顔が真っ赤になる。
それはほんの数秒のことだったが、クラスの者達にとったら気の遠くなる程に長く感じた。
「何、するんですかっ!!///」
人前でキスするなんて初めてだ…!!///
そんなことを考えている間に、雲雀さんの匂いに包まれた。
(抱き締められたのだ、)
「ごめんね…。」
(…………!!)
「僕が悪かった、許してくれる、」
綱吉が傍にいてくれないと堪えられない、と耳元で囁かれ、綱吉の肩が微かに震える。
「いい、ですから…っ離して下さいっ///」
「ありがとう…。」
極上の甘い声に、優しい微笑み。
ずるい
本当にずるい。
大好きだ。
fin.
アトガキ
何を思ったか超短文。
現実逃避で書きました(^O^)
だめじゃん、いやいいんです。(よくないよ
短くても長くても榛名の書く小説は駄文ということがわかりました←
逃げます(-.-)←コラ