REBORN!

溢れ出した想いは止まらない
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バァン!!!




扉が勢い良く開き入ってきたのは、俺の予想通り


スクアーロだった。




「う"お"ぉい!!」




こいつこそ――



俺の愛しい奴。




「うっせぇなぁ、何だよ。」




まだこの気持ちは伝えてないけど…


スクアーロの気持ちはもう知ってる。



つか分かる。




「とぼけんじゃねぇぞ、ベルぅ!!」




「何が。王子とぼけてねぇし。」




「あ"ぁ!?!?」




しし、すぐ頭に血が昇るんだから…。




でも、俺の為に…な訳だし。



ほんと可愛い奴。




「嘘だよ、怒んなって。」




「……お前、マジであの女と付き合うのかぁ…?」




ほらもう…マジで可愛い。




「あの女って、今日俺と話してたメイドのこと?」




「そうだぁ。」




「うっわ、スクアーロ盗み聞きしてたの!?いやぁん変態ー。」




いるのは知ってたけど。




「あ、違っ…!…つかお前分かって…!!」




(あー馬鹿だ。)




今日俺はここで働くメイドに告白された。




オッケーなんて勿論しなかったけど。





断った時、スクアーロ走ってどっか行っちゃってたんだよな。



「しし、そうだなぁ。可愛かったしいいかもね。」




「っ………!」




あぁ、もう…可愛過ぎるからからかっちゃうんだよ。




だから




んな苦しそうな顔すんなよ。




「ま、スクアーロには関係ねぇじゃん。ゆっくり考えるよ。」




俺がそう言った瞬間、スクアーロの瞳から涙がぽたりと零れ落ちた。




「え、ちょ、もしかして泣いてんの?」




「く、っ……、ぅ」




え、嘘、マジ泣き…!?




「スクアーロ…?え…嘘だろ」




想定外だ




(マジ焦るんだけど…)




「スクアーロ、」




「……くねぇ、」




「え?」




「っ、関係なくねぇんだよぉ!!」





+++





やばい




やばいやばいやばい





何なんだぁ…何言ってんだぁ俺は…。




だが…




本当に、辛い。




ベルが…他の奴の所に行っちまうなんて




堪えられねぇよ…。




今、



こいつに気持ちを伝えたら



何か変わってくれるかぁ?




「ベル…」




「あ、うん。」




ベルは俺を泣かせたからか少しバツの悪そうな顔をしている。



(眼は見えないけど、俺には分かる。)




「付き合うな、」




「……え?」




「てめぇがいねぇと俺生きてけねぇんだよ…。」




「は、」





溢れ出した想いは



止まらない。





「ベル、お前が好きだぁ…。」



お願いだから…




「傍にいてくれぇ、」





ガッ




「っ、!?」





「もう…離してやんねぇし///」




ぎゅううっ…




「べ、る…?///」





+++





「何なんだよ…今まで我慢してきてやってたのにっ…。」




「え…がま、ん?」




何で、たまに…



ほんと、たまに




「んな格好良いんだよ…///」




スクアーロのくせに



(生意気だ!)




ちうっ




「んぅっ…!?///」




ムカつくからキスしてやった。




(ざまぁみろ、)




内心めっちゃドキドキしてるし



心臓バクバクいってるけど




今は



こいつを


ただ



離したくない。




fin.




アトガキ

何を思ったのか…は、初ベルスク…!
ヒバツナじゃなくてごめんなさい(>_<)
何か書きたくなったんです←
しかもまだよく分かってないような文章で…汗
精進します(*_*)








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