REBORN!

我慢なんて出来る訳ない
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「うぅ〜〜……」



「どうしたんですか?ボンゴレ。」



「いやぁ、勉強が分からなくて……」




…って。



「何でお前がここにいるんだ?…骸。」



ここって俺の部屋だよね?


何で後ろに骸がいるのかな…!?



「クフフ…何故でしょうねぇ。」



勉強机に向かっていた体を反転させて骸を見上げると、いつも通りの真意の読めない笑顔を浮かべていた。


…相変わらずミステリアスだなこいつ…。



「そんな事よりも、勉強…僕が教えてさしあげましょうか?」



……え!?


(ってかそんな事よりって)



「いや、いいよ別に!っていうか骸、お前勉強出来るの?」



「勿論です。大丈夫ですよ、安心して下さい。」



…そう言えば骸って、会話聞いてると難しい言葉よく使ってるもんな。



(このままだとマジでやばいし…)



「じゃあ、お願いしていい?」


少し小首を傾げて言うと、骸は一瞬固まってからふわりと微笑んだ。



…ドキッ



あれ…骸ってあんな笑い方するっけ…?



「さて…ボンゴレ、始めましょうか。」


「あ、うんっ!」




こうして、俺と骸の勉強会が始まった―…








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