REBORN!

貴方があまりに魅力的だから
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放課後――



今日も、愛しい恋人の待つ応接室に向かう。



(あれ?あれって…)


雲雀さん…?だよね。



窓から、中庭で話している雲雀さんとハルの姿が見えた。


(何してるんだろ?)


雲雀さん、人と群れたがらないのに…。


しかも、ハルみたいな騒がしいタイプの子は特に鬱陶しいって言ってたはず。



その瞬間



(え……?)




雲雀さんとハルが――――キスした。




見ていられなかった。


だから、そこから逃げ出した。






ガチャッ


バタン!!!



自分の部屋に飛び込んだ。


下から母さんの心配そうな声が聞こえてきたけど、答える余裕なんて無かった。



「う、ひっく、ふぇ…」


何で――…?



そりゃ雲雀さんだって男だし、女の子とキスとかするのは普通だけど…


今まで、俺と一緒にいてくれた時間は嘘だったの…?


俺ばっかりが、雲雀さんに夢中だったの…?



――俺、飽きられちゃったんだ。




胸の中が、心臓が、痛い…苦しい…悲しい…




どうしよう…


なんかもう…会いたくない。



明日から学校休もうかな……。


雲雀さん見たら、絶対泣いちゃうだろうし…。



やっぱり雲雀さんが好きだから、それで迷惑なんてかけたくないもん。




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