REBORN!

砂糖よりも甘い君
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「失礼します…。」



そう言って控え目に応接室の扉を開けたのは僕の愛する恋人、沢田綱吉。



「やぁ、沢田。」


「あの、用って何ですか?今授業中なんですけど…。」


そう、今は二時間目の途中。



僕が沢田を呼び出したのはもちろん沢田に会いたかったから。



「さぁ、何でだろうね。当ててみなよ。」


わざとそう質問すると、戸惑いがちに沢田は口を開いた。


「今日…遅刻はしませんでした。」



「…は?」


何言い出して…


「それに服装もちゃんとして来ました。」



「いや、だから…」


「浮気ももちろんしてませんし…怒られる事はしてないと思います…。」



「…君は、僕の呼び出しは怒る為だと思ってるの。」


「え、違うんですかっ?」


ワオ。ちょっと、てゆーかすごく傷ついたよ今の。



「違うよ。ただ沢田に会いたかっただけ。このにぶちん。バカ。それぐらい分かってよね。」




鈍い…。


てゆーか単純なんだよね。


馬鹿だから。



「えへへ///」



「…沢田って本当質悪いよね。」


この天然たらし!


可愛い過ぎるよ!!


「え?何がですか?」


ほら、本人は全く自覚無しだよ…。


「いや、別に。」



「へへ、でも、ヒバリさんが俺に会いたかったなんて言ってくれて…凄く嬉しいです///」



また……!!


いい加減にしてよね…!


心臓が持たないよ…!!



「俺も会いたかったです///ヒバリさんに…。」


ちょ、これ、僕の心臓破裂しちゃうんじゃないの…!!



「…紅茶、飲む?」


悔しいから敢えて顔には出さないけどね。


「あ、はい!ヒバリさんの淹れてくれた紅茶大好きです!」


そしてはにかんだ笑顔。



う、可愛い…///


何なのこの子は…!



「はい、紅茶。砂糖は三個だっけ?」


「はいっ!やっぱり甘いのがいいですよね〜!」


いやいや…、そりゃ適度に甘いんだったらいいだろうけど三個は入れすぎだろう…。



(まぁ僕はストレートしか飲まないけど。)



「ヒバリさんっ!」


「何、沢田。」


「えへへ、何でもないです。」


あぁ可愛いなもう!



「沢田。」


「はい?」



グイッ


「んむっ…!?」


ちゅ

ちゅ

ちゅ



何度も角度を変えての長いキスを繰り返す。



暫くすると苦しくなったのか沢田が僕の胸を叩いてきたから渋々口を離した。


「っ、はっ…!な、にするんで、すかっ!///」



真っ赤になりながら沢田が訴えてくる。


そんな事しても可愛いだけなのにね。


っ…!!?


「あまっ…!」


あぁ、さっきの沢田の紅茶か…。


何たって砂糖三個だし。



でもまぁ沢田だったら甘いのもいいかなぁなんて…。


僕も相当末期だね。



fin.


アトガキ

とっても短いです。
何ででしょうね?←
ツナは甘いだろうなぁという想像から書きました。



 

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