幻
□春
1ページ/1ページ
桜道を通りました
風が私を攻撃するのです
何で出来ているのかはわかりませんが、色んな破片が刺さりました
この破片達のなかに私に対する憎しみがあるとしたら、皮肉な話ですね
風が吹くと桜が舞いました
それを私は見ていました
舞って散った桜の花びらに、私の未来や希望があったとしたら
一瞬の美しさが[それ]につまっているんでしょうね
桜は私を攻撃しました
私は抵抗もせずにそれを受けいれました
桜は受けいれる事が出来るのに
何故、人を受けいれる事は出来ないのでしょう。
[私]そのものが皮肉な話です。
It is more sarcastic from solitude.