□孤独の祈り
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一人ぼっちの暗い小部屋











蝋燭を燈す











妖しげな火溜まりを











祈るように見つめてた












ガラス玉が割れるような












そんな感覚を覚えて












氷の熱度を思い出す









雪の結晶とか




モナリザとか




宝石とか




世の中には美しい物がたくさんあるけど













『孤独』っていう自分だけの世界も












美しいって思うんだ













その少年はずっと













蝋燭を燈して

一人、暗い小部屋で祈るように見つめてたんだ

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