観念するょ
□どうしようも無い思い
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先輩に見付かった俺は、先輩の家に連れ込まれた。
家と言っても、うちの学校の寮だ。
俺は、先輩の部屋に入るなり、泣きじゃくってしまった。
「ごめんなさいっ……俺っ……みっ…見るっ…つっ…つもりじゃなかっ……たのに……」
「良いよ。」
そう言うと、俺を抱締めてくれた。
「先輩っ………」
俺は先輩の背中に手をまわした。
すると先輩は……
「大丈夫。怒ったりしないし、俺………本気で夏輝が好きになったみたいだ。」
「え?!」
俺は驚いた
「だから……好きなんだ!!だから、あんな女に夏輝をとられたく無かったんだ……」
「先輩………」
俺はつい、自分から先輩にキスをしてしまった。
「あっ…ごっ…ごめんなさい。」
「いや…謝って貰っても……こっちとすれば、逆に……嬉しいし…」
「先輩……良いムードな時に悪いんですが……授業サボってしまいましたが……大丈夫なんでしょうか…」
「あっ!!」
「俺……皆勤狙ってたんで……やばいです……」
「あー…ごめん……つい可愛過ぎて、連れ込んでしまった……」
こんな時に俺は、先輩は以外と可愛と思ってしまった。