寄せ集め短編集

□攘夷時代のちょっとしたお話
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一期一会―坂本辰馬―








「…あの。」
「ん?どうした?」

「……あなた、何者ですか?」




私は赤面しつつ呆れて目の前の男に問いかけた。
何で赤面しているのかと言うと、その男は、褌一丁の姿だったからだ。

現在、私とこの謎の男は川原で焚き火をしている。
そうやって、この男の濡れてしまった着物を乾かしているのだ。


さて。
なぜこうなったのか?




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