僕の記憶の扉

□第四章
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 六、皓色
 大人は、子どもの頃はよかった。子どもの頃に戻りたいとよく言う。だが、子どもはどうだ?今のままで満足しているか?・・・いや、していない。子どもは、子どもだったときは誰もが一度は早く大人になりたいと思っている。
 どうして?・・・それはわからない。もしかしたら、自分ではない何かに憧れているのかもしれないし、現実が嫌で、逃げているだけかもしれない。責任を全て捨てて。

 ―――私は大人になった。色々な思いを持って―――。



 この世界の
 小さな 小さな
 モノたちよ

 大きく生きよと
切に願う

 この世界の
 小さな 小さな
 モノたちよ
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