僕の記憶の扉

□第四章
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 四、蒼色
 私は子どもだった頃に戻っていた。どうしてだろう。戸惑いを感じつつも、私は冷静に考えることができた。確か、一番最後の記憶は寝る前・・・。じゃあ、これは・・・夢・・・?頬をつねってみる。・・・痛い。夢・・・じゃ、ない・・・?
今、気づいた。私は右手を握り締めていた。手を開いてみると、握っていたのは茶色の小さい一枚の紙だった。・・・ん・・・・・・茶色・・・?
 あ。裏返して、文字を読む。
 あなた→過去
 そこには、今まで何も書かれていなかったところに行き先が記されていた。過去・・・?・・・そうか。過去、つまり、子どもの頃に戻るということ。
 そして、蒼い空を見上げた。
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