SONG

□少年の唄
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『少年の唄』


さりげなく咲くタンポポを見て
なんだか無性に悔しく思えるんです
鏡に映る 自分の姿
舌だして睨んで 喧嘩腰で向き合います

ひたすら前向きな唄は時に僕を追い詰めます
小さな手で握ったナイフは
僕自身を切り開いています

有名な詩の一節を読む
サイダーの泡のように
ぽわぽわ消えてゆくんです

ひたすら前向きな唄は時に僕を追い詰めます
小さな手で握ったナイフは
僕自身を切り開いています ねえ…

古びた図書館
静かな夜のコーヒー
オルガンの旋律
届かない祈りまで

ひたすら前向きな唄は時に僕を追い詰めます
小さな手で握ったナイフは僕自身を切り開いています

ひたすら前向きな唄は時に僕を追い詰めます
傷付いても騙されも
決して顔は下に向けません

ねえ待っていて
ねえ待っていて

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