短編

□涙のキス Sequel
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柳宿に冷たい態度をとられついカッとなった翼宿は、この前の夜と同じ様に柳宿を寝台に押し倒し柳宿の細い手首を押さえつけた。

「っ、やめて!」

「なんやねんその態度…俺を怒らせたいんか?」


柳宿は目に涙を溜めながら首を横に振る。




―――ちゃう…こんなんしたいんとちゃうのにっ―――


心ではこう思っても翼宿の口は止まらない。

「見たで…昼。
美朱と楽しそうに喋っとったなぁ。
星宿様が駄目なら次は美朱か、ほんまお前には呆れるわ…」


そう言うと翼宿は柳宿の細い首筋にうっすらと残る自分の跡に口を落とした。









「やめてっ…翼宿…

そんなにあたしが気に入らない?あたしを傷付けて楽しい…?」


翼宿は言葉を失った…
柳宿が自分に嫌われていると思っているということに…。














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