悪・人・天・魔 〜トリップ会社〜 オリジナル
□♪ヨン♪ コレハ、オマケデハ…?
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悪魔ナンバー9、亜久波。悪魔ナンバー2、駆狼羽。天使、菜天とクロウ、セピアの5人だった。
普通ならば、この5人が揃いも揃ってここへ集まる事は考えられない。
それも異様な事なのだが…今の彼らの服装の方が、もっと異様だった。
そして、5人共、ものすごく気不味い雰囲気を出して立っていた。
手に、箒とちりとり、雑巾と水の入ったバケツを各々が持って…。
この気不味い雰囲気の中、話始めたのは駆狼羽だった。
「とりあえず、皆…掃除を始めないか?」
駆狼羽は今、頭にはビビットパープリッシュレッド色の三角巾、服の上からはビビットレッド色のエプロン、という姿だった。
「分かってはいるけど…よ。お前の姿が可笑しくて…アハハッ!」
そう、愚痴の中にも駆狼羽を中傷する言葉を取り入れるクロウの姿も、駆狼羽と大差は無い。
ビビットパープリッシュブルー色の三角巾を身に着けた、ビビットブルー色のエプロン姿。
「2人共、始める前から無駄な体力を使わないでね…。」
お互いを睨み始めた駆狼羽とクロウを、呆れ顔で制止する亜久波。
彼女も今、ダークグレイ色の三角巾とペールパープル色のエプロンを身に着けている。