negima!?･lyrical nanoha
□Overheat〜変わりゆく瞬間〜
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この大宇宙-ｵｵｿﾞﾗ-に今
放り出された僕達の
未来には何があるだろう?
『Overheat〜変わりゆく瞬間〜』
｢何を聴いていらっしゃるのですか?｣
肩を叩かれ､振り向いてみれば｡
｢…せっちゃん｡｣
｢すみません､お邪魔でしたか?｣
｢ううん､かまへんよ｡｣
木乃香は停止ﾎﾞﾀﾝを押し､ｲﾔﾎﾝを外す｡
｢何を聴いてらしたんですか?｣
先程と同じ質問｡
｢気になるん?｣
｢表情が…とても優しかったので｡｣
そう言った刹那の方が優しい表情をしている､そう言おうとして止めた｡きっと
真っ赤になって照れてしまうから｡
｢この曲な､よう似とるんよ｡｣
｢似てる?何にですか?｣
｢せっちゃん､なんやさっきから質問ばっかやなぁ〜｡｣
ｸｽｸｽと笑う木乃香に､刹那はやや苦笑｡
自覚はあっても､それ以外の返事ができなかったのだ｡
｢聴いてみた方が早いんとちゃう?｣
木乃香はｲﾔﾎﾝの片方を差し出す｡
もう片方は自分の耳へと付け直していた｡
｢では､お言葉に甘えまして…｡｣
刹那が付けたのを確認すると､木乃香は
再生ﾎﾞﾀﾝを押した――｡
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