negima!?・lyrical nanoha
□emancipation
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「なのはもフェイトも女の子なんだよ!?」
ユーノ君の言葉が、深く胸に突き刺さる。
「認められないし…フェイトが受け入れるわけがない!」
そんなことわかってる。
それでも…もう、私は手遅れなの。
『emancipation』
「なに暗い顔してんのよ。」
今は昼休み。
フェイトとはやては仕事で欠席していたので、なのは・アリサ・すずかの3人で昼食をとっていた。
「にゃはは、そんなことないよ?」
「強がりだってバレバレなのよ!」
「なのはちゃん、私達でよければ相談に乗るよ?」
「…アリサちゃん、すずかちゃん。」
なのはは話し始めた。
ユーノに告白されたこと。
そして、それを断ったことを。
「あんた、そんなことで悩んでたわけじゃないでしょ?」
なのはが何に悩んでいるか、アリサにはわかっていたのだ。
かつて自分も同じ悩みを持っていたから。
「フェイトちゃんのことかな?」
すずかの口から出た、少女の名前。
それを聞いただけで、胸の鼓動が激しくなっていく。
「…アリサちゃん達は凄いなぁ。」
「迷わなかったわけじゃないわよ。」
アリサはお弁当を口に運ぶ。
「でも、すずかを渡したくなかった。」
「アリサちゃん…。///」
「あぁ〜っ!もう何も言わないわよ!?///」