Ⅱ
□Nonstop Love
1ﾍﾟｰｼﾞ/9ﾍﾟｰｼﾞ
｢ゆかりたん､意外とがっついてるよねー｣
｢……は?｣
開口一番､何言ってんの?ゆいたん｡
『Nonstop Love』
朝､お仕事で会って｡まずは｢おはよう｣って言うのがふつーだよね?
｢なんでいきなり､そんなこと言われなきゃなんないのさ?｣
｢さっきね､水樹さんに会ったんだ♪｣
満面の笑みでした質問に､満面の笑みで返された｡そういや奈々ちゃんの仕事も､この近くだったっけ?
｢水樹さんさぁ…一生懸命に隠してるんだけど､見えるんだよね｣
｢隠してるって?｣
ゆいたんの指がﾄﾝﾄﾝと､首を叩く｡
｢ここ､お花畑なんだもん｣
｢ぅっ…｣
｢付けたの､ゆかりたんでしょ～?｣
そうだよ､ゆかりが付けたんだよ!てかゆかり以外が付けるなんて､絶対に許さない!!
｢いっくらなんでも付け過ぎ…ゆかりたん､奈々ちゃんの身体目当て?｣
｢そんなわけないでしょ!?///｣
まるで人を色魔みたいに言うなっ!ただ､してる時の奈々ちゃんが可愛すぎるだけだもん｡弄りたくなるんだよー!!
｢水樹さんも大変だぁ｡うさぎは性欲が強いから､体力勝負だもんねぇ｣
｢ゆかりだって我慢できるよ!!｣
｢…そうかなぁ?｣
.