支葵×莉磨

□狂い咲く夜
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狂い









何もかも包み込むような柔らかい月光に、それすらも覆いつくすような暗闇が鎮座している。






 「……莉磨」




 「ん…ぅん………っはぁ…」







微かな声と混じり合う吐息。それだけがその部屋を支配していた。








なぜこんなことになったのだろう…?
思考回路がぼやけていく中、莉磨はそんな事を思った――――





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