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□君がいるだけで
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君がいるだけで僕は強くなれるんだよ
君がいるだけで僕は嫌なことも我慢できるんだよ

君が傍にいてくれることが僕の存在理由。
「シカ…」
「ん……ナ、ル…?」

また闇が広がる丑三つ時。
二人が寝るベッドを照らすのは月の光だけ。

「あ…ごめんってば…起こした?」
「いや、大丈夫。で、どうしたんだよ」

まだ少し眠気眼でナルトを見つめながら心配そうな声で聞いてくるシカマルにナルトは苦笑いを浮かべながら、なんでもないと答えた。
実は目が覚めて隣を見たら月に照らされたシカマルが、綺麗で、儚くて
今にも消えてしまいそうだったから、なんて言えるはずもない。また余計な心配をかけてしまう。

そう考えているのがわかったのかシカマルは呆れたようにため息をつくとナルトの頬を軽く引っ張った。
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