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□ダンデライオンT
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最初はただの暇つぶしだった。
暇で暇でしょうがないから、まだ行ったことのない、森を抜けたところにある吊り橋の先に行ってみることにした。
吊り橋の前までくると人気はなく、渡った先に見える洞窟で寝ることができそうだとほくそ笑んだ。
「よっ…」
橋は意外としっかりしていて簡単に渡ることができた…が
問題はそこからだった。
「なんだこの札…なんかいんのか?」
特に邪悪な感じはしなかったからシカマルは札を剥がした。
すると洞窟に張られていた結界がとけ、現れたのはもっと強い結界で仕切られている入り口と
金の、髪の毛
「っ……」
「…だ、れだってば?」
息を飲むくらい、綺麗な金と
澄んだ声が洞窟に響いた。