* はじめ *

□我輩と秘密のボタン
1ページ/1ページ

 
 
「それでは始めろ…。」
 
 
本日の授業はスリザリンとグリフィンドールの合同だ。

昼食後に忌々しいポッターのバカヅラを見なければならないとは、何とも腹ただしい……。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

………それにしても、我輩少し食べ過ぎた?
 
 
 
とってもお腹が苦しい。
だって、デザートのアップルパイがすご〜く美味しかったんだもの!!
 
 
 
 
 
"ボン!"
 
はぁ…。またロングボトムのバカがやらかしてくれた。
 
「我輩の話しを聞いていなかったのかね?刻んだ根は6回掻き混ぜてからと言ったはずだが…。
グリフィンドール10点減点」
 
 
ポッターが物言いたげに睨んでいる。
なんて高慢ちきな奴だ!
 
フンッ
 
 
 
 
ブチッッ!
 
 
 
 
 
ひゅ〜ん……ビシッ!!
 
 
 
 
 
「あイタッ!!!」
 
「どうした?ハリー。額の傷が痛むのか?」
 
「違う…。何かが……。」
 
 
――ん?なんだこれ??
 
ハリーが足元に落ちている黒い物体を拾い上げた。
 
――黒いボタン?
 
ハリーはニヤニヤ笑いながら教壇にいる男を見るとその男は耳を赤くして俯いていた。
 
――スネイプのボタンだ……。
 
食べ過ぎてきつくなった服のボタンが弾け飛んだんだな!!ダッセー!!
 
フフン、これは当分使える…。
双子に教えてやらないと!
 
 
そこには真っ黒なハリーがおりましたとさ。
 
 
セブちゃんぴ〜んち!!!!
 
 
 
 
後日、身を切られる思いで
1日2回のおやつタイムを1回に減らしてダイエットに励んでいるスネイプ教授がおりましたとさ。
 
 
 
 
 
 
「1日一回なんてやっぱり辛い………。」
 
教授の葛藤はまだまだ続く。
  
 
 

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ