UnderⅠ
□魔の森 part.Ⅰ
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「Σひゃぁ～…;すっげぇ森だなぁー!!うげっ!!なんだこの花…;;気持ちわりぃ…;;」
驚いたり,文句を言ったりと色々な表情を見せながら悟空は森を進む。
一方ベジータは…
「フンッ…何も無いじゃないか。つまらん。」
悟空とは少し雰囲気の違う場所に来たベジータは,奥の方で何か光るのが見えた。
その光は,複数で段々とこっちに向かってきた。
「……。」
無言で相手を睨み付ける。
とうとう目の前まで来て,うっすらと日の差し込むところにそいつは姿を現す。
「…狼か？フフッ…嬉しい歓迎だぜ。」
そいつは,狼のような獣で角が3本生え鋭く長い爪を持っていた。4匹いて,ベジータを囲む。
うなり声をあげ,威嚇している。
お互い睨み合い,暫し間があった後,1匹が遂に襲いかかる。
続いて,1匹また1匹とベジータを襲う。
かなりのスピードを持っていたが,ベジータには敵わない。
「この俺が,貴様らなんぞに喰われてたまるか…。」
獣達をさらに上回る速さで避け,一瞬で少し離れた木に手をつき寄りかかる。