UnderT
□恨み
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二人の会話が実験室に響き渡る。そして出来た液体を小瓶に入れ,実験室から出ていった。
―その日の夕飯の時―
ブルマが1つの大きな器にラーメンを大盛りに入れた。
あとの2つの普通サイズの器にも。
今日は3人での夕飯らしい。
ヤムチャはブルマの見ていない間に大きな器に今朝出来た液体を流し込んだ。
その器はベジータのであった。
よしっ!と軽くガッツをかますと,上機嫌に席に戻った。
「…」
無言でトレーニングを終えたベジータが席についた。
「ゴホッ…」
「なによベジータ,風邪ひいたの?んもぅ…いつも無理してトレーニングばっかりしてるからよ!!あとでコレ飲んでおきなさいよ!!即効性の薬だからすぐ治るわ♪じゃないとトレーニングさせないからね!!」
一粒のカプセルをベジータの前に差し出しながら,サイヤ人の王子であるということを忘れさせるような鋭い口調で言った。
「…チッ…」
面倒くさそうにベジータは,薬を受けとる。
機嫌が悪かったベジータも大盛りのラーメンが出てきた瞬間,すごい勢いで食べ始めた。