UnderT
□もう一つの愛
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「僕があの怪物から助けたのに感謝の気持ちはないんですか?」
ベッドから降り立ち去ろうとするベジータの腕をがしっと掴むと,少し苛立った表情でこちらを伺う。
「か…感謝だと!?//俺は貴様に助けてもらった覚えはない。」
ばしっと悟飯の手を払いのけてベジータは部屋の出口へ向かった。
その瞬間背後から光を感じた。悟飯がとうとう超化した。
ベジータは背中にぞくっと気配を感じ,今言った事を後悔したが遅かった。
今度は両腕を掴まれ,壁に押し付けられた。
「そんな事言っていいのかよ?…まぁ…素直じゃないやつにはお仕置きするしかないか…」
妖しい笑いを見せながら,悟飯は何かを取り出した。
棒のようなもので,形はアレにそっくりだった。
いわゆる大人の玩具だ。
両腕を後ろで掴んだままベジータと向かい合わせになるようにし,それを見せた。
ベジータは正直それが何かは全く知らなかった。悟空とも使ったことがなかったからだ。
目を丸くさせながら,嫌な感じがしながらも尋ねた。
「それは…なんだ?」
「フフッ…知らないんですか?これ。」