UnderT
□声
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いつもの冷静さを取り戻したベジータはギラッと相手を睨んだ。
「そ…そんな怖い目で睨むなよぉ;;オラはただベジータに逢いたくて…;;」
「フン…俺は読書をしているんだ。貴様と違って暇ではない。」
ペースはベジータ側となり,悟空も流されまいと頑張りをみせていた。
「ぢゃ…ぢゃぁ組み手でもやらねぇか?;;それとも王子様は自信がないのかなぁ?♪」
我ながらいいアイディアだと思いながら,悟空は未だツンとしているベジータを誘い始めた。
ベジータを誘うには,プライドを貶すこと。
これを理解していた悟空には,容易いことであった。
案の定誘いにベジータは乗ってきた。
「貴様ごときにこのベジータ様がやられる訳がない。…いいだろう。やってやる。」
心の中でヨッシャーとガッツポーズをしながら,悟空はさっさと重力室へ向かった。
その悟空の異常な喜びを不審に思いながらも,ベジータは悟空の後を追う。
――重力室にて…―――
ドカッ…!!
バキッ…!!
ドドドドッ…!!!!
激しい効果音と共に二人は体力が続く限り戦い続けた。
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